ブレーキフルードタンク

シビックハイブリッドMXSTのブレーキフルードタンクには「INFORMATION」として札が取り付けられている。

上から英語、フランス語、中国語、日本語の順に「ブレーキ液量MAX-MINは後ろ側タンクで確認すること。」と記されている。

通常、キャップを外すとすぐにブレーキフルード量が確認できるが、この車はキャップ後方にタンクがある２段式となっている。

理由としては、取り付け位置に通常のタンクを設置するとキャップが外せなくなるために前方にキャップを押し出した形状のタンクとなったのではないかと推測される。

しかしながら、４ヶ国語で表示されていると国際的な車という印象が強く感じられる。

シビックハイブリッドMXSTには電池が２種類搭載されている。

１つはIMA用ニッケル・水素バッテリーで、もう１つは通常の１２V鉛蓄電池。

車の電子部品は１２V用に設計されているためどうしても通常の１２Vバッテリーが必要となる。

シビックハイブリッドも１２Vバッテリーがボンネット前方に搭載されている。

このバッテリーへの充電は通常のジェネレーターによるものではなく、IMA用のニッケル・水素バッテリーからコンバーターを介して充電される。

一般的にはエンジンの動力をベルトを介してジェネレーターを回して発電する方法であったが、IMAの発電機がその役目を担う方法はシンプルで効果的。

シビックハイブリッドMXSTのボンネット裏には「ニッケル水素バッテリーの取り扱いについて」のシールが貼られている。

ニッケル水素バッテリーがリアシート後ろのボックス内にあることと、１５８Vの高電圧バッテリーであることが絵で記されている。

また、長期間走行しないとバッテリーの性能が低下し、寿命を縮める点に注意が必要とのこと。

月に一度３０分以上の走行が義務化されているような注意があるので、この条件を満たせない場合は近くのホンダディーラーに相談する必要がある。

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