2009年の経済はどのように変化していくのか?
全世界を巻き込んだ「サブプライムローン問題」、「リーマンショック」はここまで日本経済に打撃を与える結果となってしまった。
今までも国内不況は何度もあった。
1991〜1993年、1997〜1998年、2002〜2003年は現在よりも国内景気は悪い状態であった。
この認識が今回の経済政策の大きな遅れが生じている原因でもあると考えられる。
今回の景気後退は長期にわたって悪化し続けることはないという方向性で動いているようだ。
しかしながら、「リーマンブラザーズ」の破綻から一気に景気が後退した様子をみていると、「エコノミックボム」を投下されたという印象が強い。
人の命を直接奪う「爆弾」ではなく、大きく経済状況を悪化させることでジワジワとその国を破壊する「爆弾」。
全世界が「エコノミックボム」の餌食となり、その国内で波乱が生じる様子は爆弾投下後に似ている。
通常であれば、被害国が協力して攻撃した国をたたくという構図となるが、対象が「お金」であるためにそのような動きは起こらない。
攻撃した国自身も被害が生じているからという理由もあるだろう。
無人飛行攻撃、サイバー攻撃といった新種の戦略方法が開発されている現状からして、今回の「リーマンショック」は一種の戦略方法として各国に認識されたはずである。
「エコノミックボム」の投下は国内だけでなく関連諸国にも大きな影響はでるが、人の命を直接奪うことなく経済というバリアに守られた戦略方法として今後活かされる可能性はあるだろう。
国内の詐欺行為が問題となっているが、世界を相手に詐欺行為が行われた時には「エコノミックボム」が投下されたことになる。
現在、国内では「エコノミックボム」が海外からだけでなく国内での自爆も同時に起きている。
「AAA」評価を信じて「エコノミックボム」、「おれおれ」を信じて「エコノミックボム」。
「マネーゲーム」が「エコノミックボム」になるという認識をしっかりもっておかなければ、「マネー」による被害は拡大し続ける。
「電子マネー」・「電子証券」が「エコノミックボム」を投下しやすくする要因になっていることもしっかりと自覚していかなければならないだろう。
便利になるほど「エコノミックボム」は投下しやすい環境になっていくのだから。
各自でしっかりとお金の管理をしておきましょうね。
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