SiR-Tのトランスミッションはエンジン性能を最大限引き出すために、専用のギアレシオが与えられてる。
2速〜5速と最終減速比がローレシオ化され、刺激ある加速とキレ鋭く高回転まで吹けあがるようチューニングされている。
また、シフトストロークがショート化され、クラッチにいたっては高μ化と耐磨耗性を高めつつ、サイズダウンを実施。
シンクロ負荷を低減させ、操る楽しさを体感できるよう随所にチューニングが施されている。
専用ローレシオ化により、街乗りでは交差点の左折も3速で十分に対応できる。
この3速が実にこの車の性能を引き出してくれ、高速での加速時にはVTECにより高回転カムに切り替わるや、刺激的な伸びのある加速を体感できる。
3速での加速後は4、5速とも加速用のレシオ設定となっているため、空気を切り裂くように加速し続ける。
長距離ではクルージング用に6速が欲しくなることもあるが、シフトチェンジすることなく5速で高速走行が可能。
5速3000rpmで100km/h。
燃費のほうの伸びはあまり期待できない。
しかし、このトランスミッションは高回転になるほどシフトフィーリングがよい。
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