３Stage i-VTEC + IMA

ホンダ・DDA-FD3 は 3Stage i-VTECにホンダ独創のIMAを搭載している。

知能化制御 i-VTECエンジンは低回転・高回転・気筒休止の３段階でバルブ制御を行う。

小型高効率化を達成した IMA で知能制御 i-VTECエンジンを補助する。

3Stage i-VTECエンジンは１気筒あたり２本のスパークプラグを装着し、それぞれの点火時期を最適に制御することで全域急速燃焼を実現する i-DSI 方式である。

補助動力であるIMAのモーターは薄型DCブラシレスモーターを使用している。

モーターのコイルは巻き線を高密度化し、高性能磁石の採用などにより小型ながらも高出力なモーターに仕上がっている。

モーターの回転制御インバーターも独自開発され、高精度なデジタル制御で効率を高められている。

エンジンルームにオレンジホースがひと際目立って接続されている。

このホースはコードと呼ぶほうが適切であると思われるが、DCブラシレスモーターと後部座席裏に装着されているニッケル・水素バッテリーをつないでいると思われる。

通常の１２Vバッテリーも搭載されているが、これは電子機器用のバッテリーと考えておく必要がある。

ニッケル・水素バッテリーは１５８Vの電圧であるため、オレンジホースで注意を促している。

シビックハイブリッドMXSTには通常のオルタネーターは装着されておらず、１２Vバッテリーの充電はニッケル・水素バッテリーから供給される。

シビックハイブリッドＭＸＳＴのエアコンシステムは状況に合わせてエンジン動力とエアコン専用モーター（コンプレッサー内臓）を使い分けることでエアコン作動時の燃費悪化を最小限に抑えている。

コンプレッサーはデュアルスクロールコンプレッサーを採用し、急速冷房時以外は内臓のモーター単独で駆動する。

エンジン動力を得るためのベルトは見慣れたものが装着されているが、昔のホンダ車のようにミリ単位で隙間を詰めるような印象がこの部分には見られる。

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