ネグロポンテ・スイッチ
MIT(マサチューセッツ工科大学)には複数の学科にまたがる研究組織があり、研究活動を活性化しています。 その中にあるメディア・ラボでは、将来の情報通信メディア像を模索するために世界中から研究者が集まっています。 このメディア・ラボの設立当初から所長であるネグロポンテ教授の著書「ビーイング・デジタル」の中にネグロポンテ・スイッチについて語られています。 ネグレポンテ・スイッチとは、現在、有線で提供されているサービスはのちに無線となり、無線で提供されているサービスはのちに有線になるであろうという、パラダイムシフトを示唆したものです。 技術の日進月歩により便利になる日常生活ですが、将来的には現在の当たり前が逆転している可能性もあるということです。 日本国内で考えると、テレビは無線が主流で、インターネットは光ファイバーなどの有線が主流です。 これが、テレビは光ファイバーなどの有線が主流となり、インターネットは電波で飛ばした無線が主流になるということです。 現実的にも、インターネットTVや高速移動通信の準備が進められている様子をみると、ネグロポンテ・スイッチし始めているといったところでしょうか。
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