【自宅で仕事は労災認定?】
「そんなことは家でやってこい!」 金曜の夜に、「月曜日が締め切りだからな!」 上司からこんなことを言われてしまえば自宅に仕事を持ち帰ることになります。 自宅という環境においては私的行為と仕事の分別が難しい。 しかし、自宅で仕事をしている最中に突然、脳や心臓の疾患、怪我となった場合は労災となるケースが増加している。 また、長期間このような自宅作業が続くと、うつ病などの精神疾患になりやすい。 自宅作業をする場合は、しっかりと自宅で何時から何時まで仕事をするという意思表示と、作業記録をつけることで、仕事中の事故であると証明しやすくなります。 以前に国内の平均労働時間は減少中であるというデータを紹介しましたが、現実には自宅作業は含まれていません。 自宅作業が増加していても、企業が労働時間を補足しないといった事態に直面しているのが現状でしょう。 企業は労災の証明を渋り、社員を守るためのコストもなるべくかけたくないという考え方。 企業はモノではなく人間が労働する場であるという認識が薄れていることも原因のひとつ。 マネージメントとは?、企業とは?を問いただしてみる必要があるのではないでしょうか。 社員を守り、なおかつ事業を繁栄させていくことこそマネージメントなのですから。 正社員も派遣社員も社員なのです。 自分を守り、業績に貢献するにはしっかりとした意思表示をし、企業との話し合いを根気よく続けることも大切です。
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