最近の新聞には「赤字」、「失業」、「雇用」、「減収」などの単語が多く見られる。
「100年に一度の大不況」と呼んでいるが、はたして100年に1度であろうかとも思う。
一度ではなく二度、三度あってもおかしくないと思うのですが・・・。
「一度」という響きで安心感をあたえているのでしょう。
自殺者が10年連続で3万人を超えたという報道がいつも気になっているのですが、交通事故死をはるかに超えたこの数字が意味するものはいったい何であるのだろうか。
3万人というと少数の市がひとつ消えた数に相当する。
また、10代の人口妊娠中絶件数も3万件である。
年齢制限しなければ30万件となるわけですが、10代に絞ってみましょう。
厚生労働省の発表データによると19歳が最も多く、順に18歳、17歳、16歳、15歳と減少していく。
この年齢での中絶件数合計が3万件であることを認識している方はどれほどいるだろうか。
厚労省の別のデータによると、10代の避妊割合は意外と高い数値を表している一方で、避妊したりしなかったりという割合も高数値である。
また、男性よりも女性のほうが避妊割合が低くなっている。
避妊は男性まかせの現状が明らかになっている。
望まない妊娠により自分のからだを傷つけることへの心理的負担を考えると、この3万件という数値も自殺者数同様に取り扱われなければならないと思います。
失業者3万人、東京マラソン3万人、100歳以上3万人、1ヶ月の年金支給額3万円、2008年死亡数が前年より3万人増加、ベトナムの年間HIV感染数3万人・・・・・・。
これらの3万という数値をあなたはどう思いますか?
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