カー雑誌での実走行テストによると、インサイト(シビックハイブリッド)は比較的流れている首都高速や交通量の少ない市街地でプリウスの燃費を上回っている。
プリウスは渋滞の多い市街地や比較的信号機での停止が多い道路などでインサイト(シビックハイブリッド)を大きく上回っている。
走行環境により燃費が変化するのは周知の通りであるが、プリウスは頻繁に停止する環境で燃費がよく、インサイト(シビックハイブリッド)は比較的流れのある環境で燃費がよい特徴が見られる。
都市部の市街地ではプリウス、郊外や高速道路ではインサイト(シビックハイブリッド)という印象であるが、テスト走行の最終結果を見るとプリウス、インサイト(シビックハイブリッド)の実質燃費は大差ないという感じであった。
当研究所での長期走行テストでは、プリウスが15〜20km/Lであり、シビックハイブリッドが18〜20km/Lという結果であった。
上記表の最下部にある10・15モードとJC08の各モード燃費差が最も小さいシビックハイブリッドが常に18km/L以上の安定した燃費であり、最も差の大きいプリウスは15km/L以上の燃費を確保している。
ハイブリッド車の購入にあたっては価格やデザインの好みもあるが、実質燃費を考えるとカタログでは10・15モード燃費とJC08モード燃費の差が小さい車ほど実際の走行でも燃費は安定した数値が得られると考えておくとよい。
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