レジリアンス
人間には過酷な状況にもうまく適応しようとする能力が備わっています。
立ち直る力(レジリアンス)とでもいうのでしょうか。
リストラという言葉が巷でにぎわっていたころ、ある上場企業の人事担当者に500人の首を切るよう上部から指令が出ていたそうです。
毎月100人ものリストラリストを手渡され、最後の500人目に自分の名前が書かれてあったそうです。
「会社っていったい何なんだろう?」
真面目に生きようと努めていてもこんな屈辱をあじわうことってあるのです。
レジリアンスは人間にとって生きる力を蘇らせてくれるものですが、本人がその気にならなければ機能しない能力でもあります。
いかにレジリアンスを引き出すかが勝負になるのですが、周りの協力が一番効果的なようです。
この人事担当者のレジリアンスは、彼にリストラリストを手渡していた人事部長も首になっていた事実を知ったことだったようです。
何がきっかけでレジリアンスが機能するのかわからないものです。
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