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通信制大学
先日、知人からこんな相談を受けた。
高卒（専門学校卒）のため、再就職するのが難しい。
理由はほとんどの求人で短大卒または大卒という条件がついているというのです。
知人はパソコン操作の仕事に就きたいらしいのですが、この大卒という条件に阻まれてしまっているらしいのです。
彼の職歴は「とんかつ屋」、「父親の精密機器会社」、「ＳＥ派遣会社」と確かにパソコンに関係する仕事に向かっている様子。
ＳＥ派遣会社で派遣先の業務を終えたと同時に解雇されてしまったらしい。
数日前に某精密機器会社の面接を受けに行って、「頼りなさそうだね」と担当者から言われて落ち込んでしまい、わたしのところへ相談に来たわけです。
彼の奥さんは「大学を出てほしい」と思っているらしく、本人も２０代後半の年齢を考えると踏み出せずにいるということだった。
大学生になって大学へ通わなければならないことに抵抗があるようだったので、働きながらでも大卒の資格が得られる「通信制大学」を紹介してあげた。
現在、通信制大学を受講している人数は全国で３０万人近くいます。
学科に制限がありますが、芸術学部、文学部、経済学部、法学部、理工学部、教育学部、人間科学部、家政学部、社会福祉学部、心理学部、教養学部などなど、多数の学部が存在します。
教員や図書館司書、博物館学芸員、保育士、建築士などの受験資格も得られる大学も多く、スキルアップに利用している人もいるようです。
しかしながら、通信制大学の多くは年に２、３回のスクーリングがあります。
仕事を休んで行かなければなりません。
知人のモチベーションがどこまで続くのかが気がかりです。
調べてみて決断したらまた連絡してくれるということなので、どうなるのか少し待ち遠しい気がしています。
生涯学習を考えられている方や、資格取得のために自宅で勉強を進めたい方も「通信制大学」という選択肢は有効ではないかと思います。
とくに試験もないですし、学費も安い。
挑戦してみても面白いのではないでしょうか。
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