ケミカルライトは化学エネルギーを光エネルギーに変換した照明器具です。
シュウ酸ジフェニルと過酸化水素との混合溶液の化学発光による照明器具として、コンサートや釣りの浮き、災害時・非常時の光源として多く利用されている。
発光というよりは蛍光のほうが適しているような淡い光を放つ。
もともとは宇宙で火花がでない照明器具として開発されましたが、多くのアイデア商品が登場しています。
ケミカルライトは発熱もなく、引火性もないためコンサートホールなどの屋内での使用にも適しており、酸素を必要としないため水中でもOKです。
100円ショップなどでも玩具としてケミカルライトが販売されている。
構造は、ポリエチレンチューブの中にガラスアンプルが入った二重構造。
外側のチューブを折り曲げて中のガラスアンプルを割ることで、アンプル内の液体と外側の液体が混ざって発光する。
発光持続時間は通常6〜8時間。
アンプルの外側は酸化剤が入っており、アンプル内には化学発光色素と蛍光色素の溶液が入っています。
強く折り曲げたりするとケミカルライトが破損して内部の液体が飛び散ることで、目や口に入ったりする事故が報告されています。
また、ガラスの破片による怪我もあるそうですので、子供がケミカルライトを手にする場合はよく取り扱いの注意をしておく必要がありそうです。
内部の液体が目や口に入った場合は、慌てずに水できれいに洗い流せば大丈夫だそうです。
目の場合は流水で15分以上洗浄するとよいそうです。
液体を飲み込んでしまった場合は刺激緩和のため、大量の水を飲ませる必要があるようです。
ちなみに、故意に大量の摂取をしないかぎり急性中毒症状を呈することは少ないということです。
電気のない場所や火気厳禁の場所、キャンプや登山など、ケミカルライトは幻想的な光を放ってくれます。
理科の実験でも興味を示すこと間違いなしのケミカルライト。
彼女と夜道の散歩なんてときに、ケミカルライトで照らすと雰囲気もよくなるかもしれませんね。
色も数種類発売されているので、お気に入りのカラーをチョイスして楽しんでみてはいかがでしょうか。
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