道路ですれ違う車のヘッドライトが黄ばんでくすんでいるものがあります。
旧年車がほとんどなのですが、10年も経過するとヘッドライトが黄ばんでいる車が増えてきます。
近年の車のヘッドライトはプラスチックでできているため、硬質フィルムでコーティングされてキズは付きにくくなってはいますが、陽の光によるプラスチックの経年劣化は防ぎきれていません。
ヘッドライトの黄ばみはこの陽の光が原因であるため、長期にわたって乗る場合は黄ばまないように車庫に入れて光に当てないようにするのが効果的です。
青空駐車の場合は太陽の光をもろにうけるわけですが、駐車する場合にヘッドライトが太陽方向へ向かないように気をつけることで陽の光による経年劣化を遅らせることは可能です。
当研究所の実験では、朝日の方向に右側のヘッドライトを向けて駐車し続けたところ、右のヘッドライトのみが5年を過ぎた頃から黄ばみ始めました。
このことから、家や会社で駐車する場合はできるだけ向きを一定にしておかない方が黄ばみ防止につながると思われます。
また、洗車によりボディのコーティングは気にするのですが、ヘッドライトやブレーキランプのカバーは気にしない方も多いようです。
紫外線防止コーティングを施しておくことで黄ばみ予防につながります。
もし、ヘッドライトが黄色く変色してきた場合は早めに対処することで透明度を保つことができます。
最近は量販店などでもヘッドライトの黄ばみ取りが売られていますし、洗車会社やガソリンスタンドなどでも黄ばみ取りキットによってクリアーなヘッドライトに仕上げてくれます。
黄ばみがあまりにもひどい場合は薬剤による効果が薄いため、ヘッドライト本体を交換しなければなりません。
ヘッドライトが黄ばんでくるとボディをキレイにしていても古さを感じますし、汚れた印象が強くなります。
特に青空駐車の方は、洗車時にヘッドライトのお手入れもお忘れなく。
最後に、当研究所の試験車両は最新の業務用黄ばみ取りキットでキレイになりました。
しかし、一度黄ばんだヘッドライトは元には戻りませんので、定期的に黄ばみをとり続けるしかないようです。
|